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【行政書士が解説】戸籍について ― 意外と知らない基礎知識

こんにちは。行政書士の乾 公憲です。
遺言や相続、離婚手続きなど、さまざまな場面で「戸籍」が関わってきますが、戸籍の仕組みや役割について詳しくご存じでしょうか?

今回は、日常生活にも深く関わる「戸籍」について、行政書士の視点からわかりやすくご説明いたします。


■ 戸籍とは?

戸籍とは、日本国民の親子関係や婚姻関係などの「身分関係」を公的に証明するための台帳です。
本籍地の市区町村が管理し、出生・婚姻・死亡などの事実を記録することで、国民の法的な家族関係を把握・証明する仕組みになっています。


■ 戸籍の構成

戸籍は基本的に「一つの夫婦とその未婚の子」を単位として編成されます。
具体的には、以下のような情報が記載されています。

  • 氏名・生年月日
  • 父母の氏名
  • 配偶者の有無
  • 婚姻・離婚・養子縁組などの事実
  • 本籍地

■ 戸籍の種類

戸籍には、いくつかの種類があります。主に手続きで必要になるのは以下の3種類です。

種類内容
戸籍謄本(全部事項証明)戸籍に記載されているすべての人の情報を記載したもの
戸籍抄本(個人事項証明)戸籍の中の一人について記載されたもの
改製原戸籍・除籍謄本過去の戸籍情報(改製・除籍されたもの)を記録したもの

相続手続きなどでは、出生から死亡までの連続した戸籍が必要となるため、過去の改製原戸籍や除籍謄本の取得も必要になります。


■ 戸籍の取得方法

戸籍は、本籍地の市区町村役場で取得できます。以下のような方法があります。

  • 窓口での申請
  • 郵送請求
  • 一部自治体ではオンライン申請(マイナンバーカードが必要)

※注意点:原則として直系の親族でないと取得できません。


■ 行政書士ができるお手伝い

相続や遺言の手続きでは、複数の市区町村にわたる戸籍を収集する必要があり、慣れない方にとっては大きな負担です。
当事務所では、戸籍の収集や法的書類の作成支援を通じて、皆様のご負担を軽減いたします。


■ まとめ

戸籍は、法的な家族関係を証明する大切な書類です。
相続や各種手続きの際に「こんなにも戸籍が必要なの?」と驚かれる方も多くいらっしゃいます。
正しい知識と準備をしておくことで、万が一のときにもスムーズに対応できます。

戸籍に関するお悩みや手続きのご相談がございましたら、どうぞお気軽に当事務所までお問い合わせください。


事務所名:乾行政書士事務所
代表者:乾 公憲
住所:大阪府高槻市上牧北駅前町4番50号
📌 対応エリア:茨木市、高槻市、枚方市、交野市、吹田市、摂津市、箕面市、寝屋川市
📞 お問い合わせ:072-691-5370
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ごあいさつ

私は、障がい福祉サービスに特化した行政書士として、これまで多くの事業者様の立ち上げ・運営支援に携わってまいりました。高齢者や障がいのある方、そのご家族が安心して暮らせる地域づくりを支援することを使命とし、制度理解から各種申請、運営の課題まで、丁寧かつ実務的にサポートしております。

このたび、より幅広いニーズにお応えするため、遺言・相続・死後事務委任契約・成年後見制度の利用支援など、民事法務の取り扱いも開始いたしました。とくに、福祉の現場に近い立場で業務を行ってきた強みを活かし、ご本人の思いやご家族の不安に寄り添った法的支援を心がけております。

障がい福祉と民事業務の両面から、「支援が必要な方々の権利と暮らしを守る」ことを目指し、地域に根ざした専門家として真摯に取り組んでまいります。どうぞお気軽にご相談ください。

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